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このあと4月の米新築住宅販売と5月の米消費者信頼感の発表=NY為替

為替 

 きょうのドル円はNY時間にかけてやや買いが優勢となり、109円台に上昇している。5月に入ってからの米株式市場の調整もここにきて落ち着いており、ドル円はリスク選好の買いが下値で出ているようだ。ただ、FRBの出口戦略への期待は若干後退しており、ドル売り圧力が上値を押さえている。

 このあと日本時間23時に4月の米新築住宅販売件数が発表される。予想のコンセンサスは年率換算で95.0万件となっている。前回3月分は2月の寒波による減少の反動増もあって06年以来の高水準となっていたが、今回は通常のペースに戻ることが予想されている。

 米国の人々がパンデミックで混雑した都市部から、より敷地が広い郊外への転居する傾向が見られる中で、住宅需要は過熱気味になっている。しかし、サプライチェーン問題や、木材価格の高騰など、原材料価格の上昇がある程度、販売を抑制するとみられている。

 米住宅建設業者のセンチメントを示すNAHB住宅市場指数は11月にピークを付けた後も高水準で安定している。昨年夏以降、米新築住宅販売件数は年率換算で100万件を若干下回るペースでの推移が続いたが、今回はその水準に回帰することが見込まれているようだ。

 先週発表の4月の米住宅着工件数は予想以上の減少となり、市場もある程度反応を見せていた。現在の市場はFRBの出口戦略への期待をやや後退させている中で、予想よりも弱い内容であれば、ドル売りの反応を示す可能性も留意される。

 また、同時刻に5月調査の米消費者信頼感指数も発表される。予想は119.0と、昨年2月以来の高水準となった前回から低下が見込まれている。先週発表の類似指標である米ミシガン大消費者信頼感指数の速報値が前回を下回ったことが予想に反映されているものと思われる。ただ、米消費者がワクチン展開加速に伴う景気と雇用先行きに楽観的になっていることに変化はないものと思われる。

米新築住宅販売件数(4月)23:00
予想 95.0万件 前回 102.1万件

コンファレンスボード消費者信頼感指数(5月)23:00
予想 119.0 前回 121.7

USD/JPY 109.06 EUR/USD 1.2242 GBP/USD 1.4124

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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