修正:サイモン・プロパティーが好決算 ワクチン接種加速で回復=米国株個別
ショッピングモールを手掛ける不動産投信(REIT)のサイモン・プロパティーが1-3月期決算(第1四半期)を発表しており、1投資口当たりFFOが予想を上回ったほか、売上高も予想を上回った。通期の1投資口当たりFFOも予想以上に上方修正している。
同社のサイモンCEOは「パンデミック後に収益性、キャッシュフロー、顧客トラフィックが増加し、テナントの売上が増加。リースの勢いも高まっている」と語った。
同社は封鎖措置の中でモールも閉鎖され、消費者がネット購入にシフトしたため、昨年は多くの大規模チェーンが破産を申請する中で同社も大打撃を受けた。ただ、ここ数カ月でワクチン接種が加速し、都市が再開するにつれて小売業は回復している。
ただ、全体相場がリスク回避の売りに押される中で、株価は冴えない反応を示している。
(1-3月・第1四半期)
・1投資口FFO:2.48ドル(予想:2.26ドル)
・売上高:12.4億ドル(予想:11.5億ドル)
(通期見通し)
・1投資口FFO:9.70~9.80ドル(従来:9.50~9.75ドル)(予想:9.66ドル)
※FFO(Funds From Operations)純利益+減価償却+不動産売買損益
(NY時間10:23)
サイモン・プロパティー 122.90(-3.85 -3.04%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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