金融株とバイアコムCBSが売りに押される=米国株個別
本日も金融株とバイアコムCBSが売りに押されている。マージンコール発生に伴い200億ドル規模の保有株の売却を迫られたヘッジファンドのアルケゴス・キャピタルが先週末に前代未聞の大量ブロック取引を実施した余波がきょうも市場を駆け巡っている。アルケゴスとの取引に伴いクレディ・スイスや野村証券の巨額損失も伝わる中、米金融業界へも不安が強まっている模様。
また、先週末に4500万株のブロック取引が行われたバイアコムCBSは本日も続落し、先週からの1週間で今年の上げを帳消しにしている。22日には株価が100ドル台に乗せていたが、先週末には40ドルを割り込む場面もみられていた。割高感からピークアウトの可能性も指摘される中で、先週は増資の発表やアナリストの投資判断引き下げも相次いで伝わり、ロング勢も見切り売りを迫られている模様。
(NY時間10:46)
モルガン・スタンレー 76.89(-3.09 -3.86%)
ゴールドマン 322.82(-4.57 -1.40%)
バイアコムCBS 45.47(-2.76 -5.72%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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