続伸、OPECプラスの供給制限で19年4月以来の高値圏に=NY原油概況
NY原油先物4月限(WTI)(終値)
1バレル=66.09(+2.26 +3.54%)
ニューヨーク原油は続伸。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比2.26~2.30ドル高。その他の限月は1.10~2.30ドル高。
前日に石油輸出国機構(OPEC)プラスが現行の減産目標をほぼ維持することを決定したほか、サウジアラビアが日量100万バレルの自主減産を継続すると表明したことを背景とする買いが続いた。世界的な需給が引き締まっているなかでも主要産油国は供給拡大をためらっており、過剰在庫の取り崩しペースが早まるとみられている。2月の米雇用統計が堅調だったことも支援要因だが、コロナショックで失われた雇用を取り戻すまでの道のりは長い。
時間外取引で4月限は上昇。通常取引開始後は一段高となり、66.40ドルまで上げた。2019年4月以来の高値を更新している。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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