ドルは過大評価が修正されただけで過小評価にはないとの声も=NY為替
ユーロドルは1.2140ドル近辺での推移となっている。ロンドン時間には一時1.20ドル台に下落する場面も見られたものの、NY時間にかけて買い戻され、一時1.2165ドル近辺まで上昇する場面も見られた。ただ、先週から1.21ドル台後半は強い上値抵抗があるようで、1.22ドルを試す動きまではいまのところ見られていない。今週はECB理事会も予定されており、それに向けた調整の動きも出ているようだ。
市場にはこのところの急ピッチなドル安の動きでドル安への過熱感も指摘されている。ただ、あくまで短期的な動きで、ドル安はまだ続くとの見方は根強い。
一般的に通貨安について話すときは、それが過小評価された水準へ下落した時が多いが、現在のドルは過大評価が修正されただけで過小評価はされていないという。来年のユーロドルは1.25ドルまで上昇とのシナリオが多いが、一部からは1.30ドルとの声も出始めているようだ。
EUR/USD 1.2137 EUR/JPY 126.22 EUR/GBP 0.9082
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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