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ポンド高と円高が併存、英EU離脱にらんで好悪ムード交錯=ロンドン為替概況

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ポンド高と円高が併存、英EU離脱にらんで好悪ムード交錯=ロンドン為替概況

 ロンドン市場では、ポンド高と円高が併存している。英国とEUとの通商交渉が時間切れとなる可能性があるなかで、ミシェルEU大統領が合意できない場合に備えると述べたことが、序盤は小高かった欧州株のムードを一変させ、株安の動きが強まった。一方、バルニエEU首席交渉官からは、英国との通商合意は手の届くところにある、と前向きな発言をしており、ポンド買いが強まった。ポンドドルは1.30台乗せから1.3065近辺へと上伸。ポンド円も一時137円台に乗せた。その一方で、ドル安とともにリスク回避の円高圧力が広がり、ドル円は105円台を割り込んだ。一時104.82レベルと9月22日以来の安値水準となった。ポンド円も136円台後半へと反落。対ユーロでは円高の動きが強まり、ユーロ円は124円台後半から124.20付近まで下落。ユーロドルは1.1870近辺に高値を伸ばしたあとは、上昇一服となっている。英国側からのレスポンスが待たれるところだが、目立った動きは伝わっていない。

 ドル円は104円台後半での取引。東京市場では105円台半ばからじり安の動きとなったが、ロンドン市場では一気に売りが加速した。英国とEUとの通商交渉が時間切れとなるリスクがあるなかで、ミシェルEU大統領が合意できない場合に備えると述べたことが、欧州株の下落につながっている。ドル円はクロス円の下落とともに105円台割れから104.82レベルまで安値を広げた。9月22日以来の安値水準となっている。

 ユーロドルは1.18台半ばでの取引。序盤はポンドドルの大幅上昇に連れた動きで、1.1870レベルまで高値を伸ばした。しかし、その後はリスク回避の円高でユーロ円が下落。ユーロドルも1.18台半ばへと上昇一服となっている。ユーロ円は欧州株の下落を受けて124.80近辺から124.20近辺まで下げており、その後も上値が重い。対ポンドでも売り圧力が勝っている。

 ポンドドルは1.30台後半での取引。東京市場では1.29台前半から後半へとじり高の動きとなっていたが、ロンドン市場では一気に1.30台に乗せている。バルニエEU首席交渉官からは、英国との通商合意は手の届くところにある、と前向きな発言があったことに反応し、高値を1.3070近辺へと伸ばしている。ポンド円も序盤に137.20近辺まで買われたが、欧州株安を受けた円買い圧力を受けて136円台後半へと反落。その後は137円挟みの水準で売買が交錯している。ユーロポンドは0.9130近辺から0.9070割れまで一時下落。ポンド買いが優勢だった。 

minkabu PRESS編集部 松木秀明

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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