アジア株 上海株は上値重い 製造業PMI好感も、明日からの大型連休を前に手控えムード
アジア株 上海株は上値重い 製造業PMI好感も、明日からの大型連休を前に手控えムード
東京時間14:03現在
香港ハンセン指数 23548.73(+273.20 +1.17%)
中国上海総合指数 3238.87(+14.51 +0.45%)
台湾加権指数 12516.47(+48.74 +0.39%)
韓国総合株価指数 2327.89(休場)
豪ASX200指数 5837.60(-114.45 -1.92%)
インドSENSEX30種 37969.43(-3.79 -0.01%)
アジア株は高安まちまち。
香港株は1.17%高、強い中国製造業PMIを好感した買いが続ている。上海株は上昇も、上値の重い展開。明日からの大型連休を前に積極的な売買は手控えられているもよう。中国は国慶節で明日から8日まで連休となる。
きょう発表された中国9月の製造業PMI・非製造業PMI・コンポジットPMI、3指数とも前月から上昇した。製造業PMIは51.5と好不況の判断基準である50を7カ月連続で上回り、今年3月以来の高水準を記録した。非製造業PMIは55.9と2013年11月以来の高水準、コンポジットPMIは55.1と統計開始以来の高水準を記録した。その後、財新が発表した9月の中国製造業PMIは53.0と最高水準を記録した前月の53.1から小幅に低下したものの、5カ月連続で50を上回った。
豪州株は下げ幅を拡大。原油安を嫌気して素材やエネルギー関連が総じて下落している。NY原油価格は時間外でも下落、米株先物の下げに連動しているもよう。米大統領選候補者の討論会終了後に米CBSが行った世論調査によると、バイデン前副大統領が48%、トランプ米大統領が41%と、バイデン氏が優勢だったと報じた。
NAB銀行など銀行株も安い。豪金融取引報告分析センター(AUSTRAC)は、マネーロンダリング防止法違反で新たな金融機関の摘発に向け、調査を進めていると発表した。先日はウエストパック銀行がマネロン防止法違反で民事制裁金として史上最高額となる13億豪ドルの制裁金を支払い、AUSTRACと和解した。

執筆者 : MINKABU PRESS
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