アジア株 上海株は上値重い、トランプ氏が受諾演説で対中強硬姿勢示す 韓国株は上げ縮小、ソーシャルディスタンス規制強化
アジア株 上海株は上値重い、トランプ氏が受諾演説で対中強硬姿勢示す 韓国株は上げ縮小、ソーシャルディスタンス規制強化
東京時間14:00現在
香港ハンセン指数 25491.31(+210.16 +0.83%)
中国上海総合指数 3367.04(+16.93 +0.51%)
台湾加権指数 12705.25(-92.06 -0.72%)
韓国総合株価指数 2355.78(+11.33 +0.41%)
豪ASX200指数 6091.10(-35.13 -0.57%)
NZSX浮動株50トータルリターン 12043.97(-9.46 -0.08%)
インドSENSEX30種 39275.22(+161.75 +0.41%)
アジア株はまちまち。
香港株は上げ幅を拡大、米株先物に連れ高する格好。パウエル氏の発言を好感した買いが続いているほか、トランプ氏の受諾演説も支援材料となっている。ダウ先物は14時時点で200ドル超高に。きのうのジャクソンホール会合でパウエルFRB議長は、物価上昇率が目標の2%を上回ることを容認した。これを受け、金融緩和政策が当面続くとの見方から前日のダウ平均は上昇した。トランプ米大統領は27日夜の指名受諾演説で、「2期目には歴史上最高の経済を再び築く」「完全雇用と記録的繁栄の回復を約束する」と発言した。
上海株は上値の重い展開。米中対立懸念がくすぶっている。トランプ米大統領は受諾演説で、「中国への依存を完全に終わらせると約束する」「中国に対して米国史上、最も厳しく協力で大胆な行動をとった」「新型コロナウイルス感染拡大の責任を中国に取らせる」と対中強硬姿勢を再度表明した。
韓国株は上げ幅を縮小。1%超高で推移していたが、規制強化発表を受け急速に上げを縮めている。ソウル首都圏を中心に感染が拡大していることを受け、韓国政府はソーシャルディスタンス規制を強化することを決定した。ソウル市内のカフェ、レストランの営業を8月30日から9月6日まで制限する。21時から翌5時の間はテイクアウトもしくはデリバリーのみにするとした。韓国では27日、3月上旬以降で初となる400人台の新規感染者が確認された。28日も新規感染者は371人となり、累計2万人に迫る勢いとなっている。
NZ株式市場は今週、4日連続でサイバー攻撃を受けた。きょうもサイトがダウンしたため、3時間遅れで取引を開始したが、その後は特に問題もなく順調に動いている。

執筆者 : MINKABU PRESS
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