軟調、米新規失業保険申請件数の増加を嫌気=NY原油概況
NY原油先物10月限(WTI)(終値)
1バレル=42.82(-0.29 -0.67%)
ニューヨーク原油は軟調。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比0.35~0.29ドル安。その他の限月は0.30~0.07ドル安。
改善を続けていた米新規失業保険申請件数が100万件超の水準に悪化したことが重しとなった。新型コロナウイルスの流行が収まらないなかで米国の雇用環境の回復は遅れており、上向いている石油需要の伸び悩みが警戒された。中国商務省が数日以内に米国と通商協議を行い、第1弾合意の進捗状況を検証すると発表したものの、前向きな反応は見られなかった。
時間外取引で10月限は売り優勢。通常取引序盤には41.63ドルまで下げが加速した。ただ、売りが強まったのは一時的で、下げ幅の大半を消して引けた。
MINKABU PRESS
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。





