アジア株 香港株は大幅高、「香港安全法」成立で抗議活動鎮静化との見方、不動産や鉄道株に買い集まる
アジア株 香港株は大幅高、「香港安全法」成立で抗議活動鎮静化との見方、不動産や鉄道株に買い集まる
東京時間14:07現在
香港ハンセン指数 24788.46(+361.27 +1.68%)
中国上海総合指数 3061.10(+35.12 +1.16%)
台湾加権指数 11797.04(+93.62 +0.80%)
韓国総合株価指数 2126.02(+19.32 +0.92%)
豪ASX200指数 6027.80(+93.40 +1.57%)
インドSENSEX30種 35708.71(+294.26 +0.83%)
アジア株は総じて上昇、中国の景気回復期待の買いが続いている。
上海株は大幅続伸、約4カ月ぶりの高値をつけている。
休場明け香港株は大幅高。中国による「国家安全法」を受けて、抗議デモが落ち着くとの思惑から、不動産株が軒並み買われている。香港の不動産アナリストは、1日の抗議デモは大きく減ったこともあり、ビジネスにとっては安心材料だと指摘した。不動産開発会社の新世界発展は5.8%高、華潤置地は5.7%高、中国海外発展は5.2%高、長江実業集団は1.8%高。鉄道事業者の香港鉄路も3.0%高。
一方で、新型コロナウイルスや米中対立懸念は高まっている。
米国で7月1日に、新規感染者数が初めて5万人を突破した。NY市は6日に予定していた店内飲食再開を延期、カリフォルニア州でもロサンゼルスなど16を対象に店内飲食を少なくとも3週間禁止すると発表した。
マクドナルドは米店舗内での飲食再開計画を中断、アップルは新たにロサンゼルスやラスベガスの店舗を閉鎖した。
これまでに、経済活動再開が停止もしくは後退した州は少なくとも16州に上っており、このとこと好調だった米指標は7月8月に再び悪化する恐れがある。
あすからの独立記念日連休に向け警戒が高まっている。抗議デモやビーチなどに人が多く集まることが予想されており、感染者が急増すると思われる。
米下院が1日、香港巡る中国制裁法案を可決したことで、米中対立も懸念されている。そのほか、中国での新型豚インフルエンザも警戒されている。中国の研究チームは将来パンデミックが起きる可能性もあると指摘。今のところ、人から人への感染例は確認されていない。
執筆者 : MINKABU PRESS
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