【これからの見通し】FRBに続いて米景気刺激策成立へ、緊急避難的なドル買いはひとまず終了か

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【これからの見通し】FRBに続いて米景気刺激策成立へ、緊急避難的なドル買いはひとまず終了か

 NY州などで外出禁止措置が発令される事態となっており、新型コロナウイルス感染拡大への対応が極まってきている。今週は米FRBがQEやCP購入などについて必要な額を無期限にとする措置を発表。各国中銀とのドル資金融通も実施されている。金融面からは最大限の措置がとられている。

 次の段階は強力な財政支援となる。米国ではトランプ政権と上院民主党指導者が景気刺激策について合意したと報じられた。日本時間午後2時前後の合意。米上院は夜を徹しての作業のあとでいったん休会に入っている。再開は現地時間25日正午からと報じられている。再開後はマコネル上院院内総務(共和)とシューマー 上院院内総務(民主)が本会議場で演説する予定。そして、法案成立に向けた採決に進む見込みとなっている。景気刺激策の規模は2兆ドルにもおよぶとされている。

 前日は日経平均が1200円高となった。その後のNY株式市場では、ダウ平均が2000ドル超高となった。そして、きょうの日経平均は連日の急伸となり、1454円高で引けた。今日一日の上昇率は8%にも達している。

 株式市場の回復を受けて、これまでの緊急避難的なドル買いの動きはようやく影を潜めてきている。ドル指数は103近辺まで上昇したあとはピークアウトしており、足元では101-102レベルで揉み合いになってきている。

 ドル売りの強さは通貨によってまちまちだが、主要通貨では株高、原油高のリスク選好に反応して豪ドルなど資源国通貨グループが強い動き。続いて、ポンドも堅調。そのなかで、ユーロや円はやや値動きが渋い。特にドル円は111円を挟んでの振幅となっており、上下どちらにも突き抜けてこない。ドル買い一服のドル売り圧力と、株急伸のリスク選好的な円売り圧力が交錯する状況となっているようだ。

 この後に発表される経済指標は、一連の英物価指標(消費者物価指数、生産者物価指数、小売物価指数、いずれも2月分)が通常より早く日本時間午後4時に発表される。そのほかにはドイツIfo景況感指数(3月)、米MBA住宅ローン申請指数(20日までの週)、米耐久財受注・速報値(2月)、米FHFA住宅価格指数(1月)などが発表される。

 イベント関連では米議会の動向が最も注目されるが、それに先立って米週間石油在庫統計、米2年変動利付債入札(180億ドル)、米5年債入札(410億ドル)などが予定されている。

MINKABU PRESS 松木秀明

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執筆者 : MINKABU PRESS

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