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ドル円はひとまず下げ一服 ただ、感染に改善の兆しは特にない=NY為替前半

為替 

 きょうのNY為替市場でドル円は下げ一服。米株式市場でダウ平均が反発するなどリスク回避の雰囲気が一服しており、ドル円をサポートしているようだ。前日は新型ウイルス感染に関連したリスク回避の雰囲気が強まる中、ドル円は戻り売りが強まった。一時110円を割り込む場面が見られるなど、先週の大幅な上げを帳消しにする動きが見られていた。ただ、新型ウイルス感染に改善の兆しは特にない。きょうはブラジルでも感染例が確認されており、5大陸に感染が広がっている。

 米疾病対策センター(CDC)は「米国内で感染が起きると予想している」と述べ、その場合の政府が講じる学校閉鎖やイベントの中止などに繋がる可能性があるとしている。トランプ大統領が現地時間の夕方に声明を発表する見通し。供給と需要両サイドに悪影響が及ぶ可能性があるが、規模や期間がどの程度になるのかは不明。

 依然として情勢は不透明な中、ドル円も上値は重いものの、ひとまず110円台は維持しているといったところのようだ。110.60円水準を超えると売り圧力も強まる一方、21日線が110円ちょうど付近に来ている。

 ユーロドルも買い戻しが一服しているものの、1.08ドル台後半の水準は維持しており、リバウンドの流れを続けている。きょうはユーロ自体にも材料が出ているようだ。ブルームバーグの報道で、ドイツのショルツ財務相が債務に苦しむ州政府の歳出余地を広げるため、憲法に基づく借入制限の一時的な解除を検討していると報じていた。ドイツが財政刺激策への道を開く可能性があるという。21日線が1.0915ドル付近に来ており、目先の上値レジスタンスとして意識される。

 ポンドは売り優勢。ポンドドルは一本調子の下げを見せ、1.29ドル台前半まで下落。来週から始まるEUとの貿易交渉への懸念が高まっている。EUのバルニエ首席交渉官は、英国が公正な競争と漁業に対するEU側の要求に同意しない限り、貿易取引は行われないと警告した。また、ポンドの押し上げ材料となっていた英財政出動に関し、シンクタンクから疑問が投げかけられている。スナック財務相が3月11日に提出する予算案を達成するには、増税または国債発行に関する規律を破らなければならないだろうと述べている。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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