アジア株 材料難でまちまち 中国金利引き下げは想定内との見方
東京時間14:03現在
香港ハンセン指数 27458.48(-197.33 -0.71%)
中国上海総合指数 2989.31(+13.91 +0.47%)
台湾加権指数 11731.01(-27.83 -0.24%)
韓国総合株価指数 2199.53(-10.81 -0.49%)
豪ASX200指数 7162.20(+17.64 +0.25%)
NZSX浮動株50トータルリターン 12064.86(+83.83 +0.70%)
インドSENSEX30種 41311.67(-11.33 -0.03%)
アジア株式市場は前日の米株高を好感して買い優勢で始まったが、特に目新しい材料がなく、その後は各国まちまちの展開となっている。
上海株は0.47%高、政策期待の買いが続いている。
中国人民銀行は20日、新型コロナウイルスの影響を受けて企業の資金繰り悪化を防ぐため、最優遇貸出金利(ローンプライムレート)の1年物と5年物を引き下げた。ただ、金利引き下げは想定内との見方から市場への影響は限定的だった。
中国湖北省で新型コロナウイルス感染者の増加傾向が鈍化していることも好感されている。中国湖北省衛生健康委員会は19日に、新型コロナウイルス感染349件を確認したと発表した。感染者が1千人を下回るのは1月28日以来となる。ただ、国家衛生健康委員会は、ガイドライン最新版で「臨床診断」を削除したと公表。疑い症例、確認症例としてのみ患者を分類するとした。
上海市場では航空株が総じて上昇している。海南航空控股は値幅制限いっぱいの10%高、中国国際航空は2.0%高、中国南方航空は1.7%高、中国東方航空は0.9%高。中国当局が新型コロナウイルス感染拡大による影響を受けている航空業界の救済に向け、直接的な資金注入や合併などの措置を検討しているとの報道が引き続き好感されている。
香港株は下落、不動産株の下げが目立つ。華潤置地は2.9%安、中国海外発展は2.1%安、新世界発展は1.7%安。
韓国株は0.49%安。同国で新たに31人の新型コロナウイルス感染を確認、感染者は計82人になった。
NZ株は史上最高値を更新して取引を終えた。
執筆者 : MINKABU PRESS
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