ユーロドルは1.09ドル台に下落 PMIが予想下回り景気後退の可能性を示唆=NY為替
ユーロドルは1.0990ドル近辺での推移となっている。NY時間に入って下げ渋っているものの、きょうは1.0965ドル付近まで下落するなど上値の重い展開が続いている。ユーロドルは反転の兆しも見せていたが、21日線を下回る展開が再び見られており、下げトレンドが続いているようだ。
この日はユーロ圏とドイツのPMIが発表されていたが、製造業、非製造業とも予想を下回っており、景気後退を示唆している。ドラギECB総裁も本日の議会証言で言及していたが、直近の指標は回復の兆しを見せていないと述べていた。
ECBは今月の理事会で、11月からの債券購入開始を決めたが、反対の理事もおり、月間200億ユーロの予想よりは小幅な購入に留まっている。きょうのPMIを見た限りにおいては、この先購入額が拡大する余地もありそうだ。
EUR/USD 1.0988 EUR/JPY 118.12 EUR/GBP 0.8842
minkabu PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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