ドル円しっかり、リスク警戒感の後退続く、トランプ大統領発言なども支えに=東京為替概況
ドル円は直近高値を超えて107円50銭近辺を付けるなど、ドル高円安の動きが強まった。米中協議再開への期待感からのリスク選好の動きが継続。朝方、トランプ大統領が「中国は協議を望んでいる、来週にも協議する」と発言したことなどもドル高円安に。
朝から日経平均がしっかりした動きを見せたことなどもドル高に寄与。ただ中国株やダウ平均先物時間外取引に調整の動きが入ったこともあり、午前中の高値トライが一服した後はもみ合いに終始した。
中国の生産者物価指数が弱めに出たことなども、中国株の軟調地合いに。米中協議再開からの中国株高の動きに対する調整の動きも。もっとも午後に入って中国株は下げ幅を縮めており、大きな動きにはなっていない。
豪ドルは中国物価統計の弱さに加え、NAB企業景況感が弱めに出たことで若干売りが出る場面が見られたが、対ドルでのレンジは朝から19ポイントにとどまっており、落ち着いた動きに。
欧州通貨はもみ合い。ユーロドルは朝からわずか12ポイントレンジ。
minkabu PRESS編集部 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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