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ダウ平均は4日ぶり反発 米議会の予算協議には要警戒=米国株概況

株式 

NY株式26日(NY時間16:23)(日本時間05:23)
ダウ平均   46247.29(+299.97 +0.65%)
S&P500    6643.70(+38.98 +0.59%)
ナスダック   22484.07(+99.37 +0.44%)
CME日経平均先物 45250(大証終比:+200 +0.44%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均、ナスダックとも4日ぶりに反発。序盤のIT・ハイテク株は利益確定売りに押されていたものの、後半にかけて押し目買いも出て、ナスダックはプラスに転じている。

 取引開始前にFRBが重要視しているインフレ指標である注目のPCE価格指数が発表になったが、コア指数は前年比2.9%と、パウエル議長の言及通りの内容となった。市場予想とも一致。これに対して米株式市場はポジティブな反応を示した。一部には今週発表の米経済指標が強い内容が相次いだこともあり、予想を上回るのではとの見方も警戒されていただけに、予想通りの内容に安心感が広がった模様。

 ただ、状況に変化はなく、10月FOMCでの利下げ確率は88%程度、12月までなら100%だが、2回の確率は64%程度で織り込んでいる。また、一部からは、PCE価格指数は予想通りではあったものの、サービス業のインフレは高水準での推移が続いており、安心できる内容ではないとの意見も聞かれた。

 今週は材料難の中、一連のイベントが通過したが、パウエル議長を始めとしたFRB高官の利下げに慎重な発言もあり、利下げ期待は後退。米株式市場もAI投資への疑問とともに、IT・ハイテク株中心に調整の動きが見られた。S&P500の週足のローソク足も4週間ぶりに陰線となった。

 米議会では来週の会計年度末を控え、与野党の協議が活発化している。つなぎ予算が成立しなければ、10月1日から政府機関の一部が閉鎖に追い込まれる状況。これまで度々繰り返されことでもあり、市場も慣れっこになっているが、今回は対立がやや深刻なようだ。共和、民主両党が態度を硬化させており、閉鎖はほぼ確実との見方も出ている。さらに、トランプ政権が政府機関閉鎖を機に連邦職員の大量解雇を行うと警告しており、経済的にもリスクが高まっている。

 エコノミストは、「政連邦職員の大量解雇は短期的に景気の重しになる恐れがあるほか、市場にとって目先の顕著な影響は10月3日の米雇用統計を含む主要統計の発表の遅れだろう」と述べた。

 投資家からは、政府閉鎖を巡る不安が前日の米株式市場の下落要因の一つとして働いたとの指摘も出ていた。政府閉鎖の混乱が解消するまで、株価は今後下落基調となる可能性が高いとの見方も出ている。いずれにしろ、来週にかけて要警戒のイベントとなりそうだ。

 ボーイング<BA>が上昇。米連邦航空局(FAA)が737MAXの納入制限を緩和する見通しだと伝わった。ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が関係者の話として伝えた。

 インテル<INTC>が本日も上昇し4日続伸。トランプ政権が海外製半導体への米国依存を減らす新たな計画を検討していると伝わった。

 トラック製造のパッカー<PCAR>が上昇。トランプ大統領は、輸入する全ての大型トラックに10月1日から25%の関税を発動することを明らかにした。

 ブランド顧客向けのシステム開発を手掛けるコンセントリクス<CNXC>が決算を受け大幅安。通期の売上高見通しは上方修正したものの、1株利益の見通しは下方修正した。

 会員制倉庫スーパーのコストコ<COST>が決算を受け下落。予想を上回る好決算ではあったものの、既存店売上高の伸びが前四半期から鈍化し、世界的な会員更新率も僅かに低下した。

 アプリ、モバイルゲーム開発者向けアプリのアップロビン<APP>が上昇。アナリストが目標株価を従来の540ドルから810ドルに引き上げた。ウォール街では最も強気の見方を示している。

 ゲーム開発のエレクトロニック・アーツ<EA>が大幅高。レバレッジド・バイアウト(LBO)による非公開化に向けて最終段階にあると報じられたことが材料視。

ボーイング<BA> 221.26(+7.73 +3.62%)
インテル<INTC> 35.50(+1.51 +4.44%)
パッカー<PCAR> 100.50(+4.93 +5.16%)
コンセントリクス<CNXC> 47.66(-7.33 -13.33%)
コストコ<COST> 915.95(-27.36 -2.90%)
アップロビン<APP> 669.86(+29.95 +4.68%)
エレクトロニック・アーツ<EA> 193.35(+25.03 +14.87%)

アップル<AAPL> 255.46(-1.41 -0.55%)
マイクロソフト<MSFT> 511.46(+4.43 +0.87%)
アマゾン<AMZN> 219.78(+1.63 +0.75%)
アルファベットC<GOOG> 247.18(+0.61 +0.25%)
アルファベットA<GOOGL> 246.54(+0.75 +0.31%)
テスラ<TSLA> 440.40(+17.01 +4.02%)
エヌビディア<NVDA> 178.19(+0.50 +0.28%)
メタ<META> 743.75(-5.16 -0.69%)
AMD<AMD> 159.46(-1.81 -1.12%)
イーライリリー<LLY> 724.54(+9.95 +1.39%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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