【海外市場の注目ポイント】米FOMCなど
日本時間8月1日午前3時に米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果や声明が発表され、同午前3時半にはパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の記者会見が行われる。市場では、政策金利は現行の2.25~2.50%から2.00%~2.25%に引き下げられるとの見方が強く、0.25%の利下げ自体は織り込み済みで、声明やパウエル議長の会見が焦点になっている。6月の米小売売上高、6月の米耐久財受注、4-6月期の米国内総生産(GDP)速報値など、最近発表の米経済指標は全般的に予想を上回り、米国の景気先行き不安は後退しており、声明や会見で追加利下げについて消極的な姿勢が示されれば、米株式市場が失望感から下落し、リスク回避の動きで円が買われる可能性がある。
また、日本時間午後9時15分には7月の米ADP雇用統計、同午後10時45分には7月の米シカゴ購買部協会景気指数も発表されることになっている。7月の米ADP雇用統計は、民間雇用者数の予想が15万人増となっており、前月の10万2000人増から民間雇用者数の伸びが加速すると見込まれ、7月の米シカゴ購買部協会景気指数は、大方の予想が51.0となっており、前月の49.7を上回り、2カ月ぶりに上昇するとみられている。
minkabu PRESS編集部

執筆者 : MINKABU PRESS
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