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円売りは一服、米株先物最高値更新も=ロンドン為替概況

今日の為替 

 1日のロンドン市場は、円売りが一服している。週末のG20で米中貿易戦争が一時休戦となったことを歓迎して株式市場は堅調に推移している。欧州株は序盤に買われたあとは、やや上げ幅を縮小しての揉み合いに。一方、米株先物は時間外取引で堅調な足取りを続けており、ダウ先物とS&P500先物が最高値を更新した。ただ、ドル円は108.50付近まで上昇したあとは売りに押されており、108円台前半での取引となっている。クロス円も東京早朝に高値を付けた後の反落の流れが継続している。ユーロ円は122円台後半、ポンド円は136円台後半へと下押しされている。この日発表された一連の欧州製造業PMIや英製造業PMIが予想を下回る結果となり、欧州通貨売り圧力となっている。EUサミットで次期指導者がなかなか決定されないことや、英国での合意なき離脱の可能性の高まりなども欧州通貨を買いにくくさせていた。

 ドル円は108円台前半での取引。東京早朝に108.51レベル、ロンドン朝方に108.53レベルまで買われたが、いずれも上値を抑えられた。欧州株や米株先物が堅調に推移しており、特にダウ平均先物やS&P500先物は最高値を更新しているが、ドル円は108.20台で静観している。

 ユーロドルは1.13台半ばでの取引。序盤に1.1317レベルまで下落したが、その後は1.1350近辺へと反発し、下に往って来いとなっている。この日発表されたドイツやユーロ圏の製造業PMI確報値が速報値から下方修正されており、欧州の景気動向に不透明感が広がった。また、EU首脳会議でなかなか次期指導者が選出されず、明日に持ち越しとなっている。一方、米債利回りは低下しており、ドルの上値を抑えている面も。ユーロ円は122円台後半で下に往って来いの値動き。

 ポンドドルは1.26台半ばでの取引。東京午後からの売りの流れが継続している。1.27近辺が重く、ロンドン序盤に1.2634レベルまで安値を広げた。ポンド円も137円台半ばから136.74レベルまで下押しされた。対ユーロでの売り圧力も目立っており、ユーロポンドは0.8930近辺から0.8980近辺へと上昇している。この日発表された6月の英製造業PMIは48.0と事前予想49.5および前回5月49.4から大幅低下したことが売り圧力となった。また、次期首相の候補者が2名に絞られるなかで、市場では引き続き合意なき離脱の可能性が警戒されているもよう。 

minkabu PRESS編集部 松木秀明

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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