米中通商協議への期待感、欧州通貨売りドル高の流れなどでドル円上昇
米中通商協議への期待感、欧州通貨売りドル高の流れなどでドル円上昇
110円近辺の売り意欲をこなして、110円台半ばトライに
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《2/8 金曜日》
ドル円 ユーロドル ユーロ円
始値 109.82 1.1341 124.55
高値 109.90 1.1351 124.70
安値 109.65 1.1321 124.18
終値 109.73 1.1323 124.26
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《2/8 金曜日の主要株式指数》
前日終値 前日比
日経 20333.17 -418.11
DOW 25106.33 -63.20
S&P 2707.88 +1.83
Nasdaq 7298.20 +9.85
FTSE 7071.18 -22.40
DAX 10906.78 -115.24
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《2/8 金曜日の商品市場》
NY原油先物3月限(WTI)(終値)
1バレル=52.72(+0.08 +0.15%)
NY金先物4月限(COMEX)(終値)
1オンス=1318.50(+4.30 +0.33%)
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《2/8 金曜日に発表された主な経済指標》
【日本】
国際収支(12月)08:50
結果 2,162億円
予想 1,324億円 前回 -5,591億円(貿易収支)
結果 15,623億円
予想 15,016億円 前回 14,387億円(経常収支・季調済)
【スイス】
失業率(1月)15:45
結果 2.8%
予想 2.7% 前回 2.7%(季調前)
結果 2.4%
予想 2.4% 前回 2.4%(季調済)
【ユーロ圏】
ドイツ貿易収支(12月)16:00
結果 139億ユーロ
予想 165億ユーロ 前回 204億ユーロ(205億ユーロから修正)
ドイツ経常収支(12月)16:00
結果 210億ユーロ
予想 233億ユーロ 前回 216億ユーロ(214億ユーロから修正)
【カナダ】
住宅着工件数(1月)22:15
結果 20.80万件
予想 20.50万件 前回 21.36万件(21.34万件から修正)
雇用統計(1月)22:30
結果 6.68万人
予想 0.50万人 前回 0.78万人(0.93万人から修正)(雇用者数)
結果 5.8%
予想 5.7% 前回 5.6%(失業率)
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《2/8 金曜日に発表された主なイベント・ニュースなど》
【米国】
*ブラード・セントルイス連銀総裁
労働市場からインフレへのフィードバックは、ここ20年でかなり弱まった。
有意かつ持続的な逆イールドは米景気への弱きシグナル。
米国は今日それほど多くの物価上昇要因を持っていない。
*デイリー・サンフランシスコ連銀総裁
米政府機関閉鎖の影響は第1四半期の成長に影響。
しかし、第2四半期には緩やかになり、取って代る。
再び閉鎖があれば、信頼感を大きく悪化させる。
バランスシートの拡大は一部、通貨の伸びが影響。
バランスシートについて明確にコミュニケーションをとる必要。
FRBはバランスシートの最終目標を決めようとしている。
住宅市場の減速は驚きではない。
バランスシートの縮小ペースがFRBの議論の重要な部分。
「辛抱強く」とは時間ではなくデータ。
「辛抱強く」とは不透明感が解消されるまで。
【豪州】
*豪中銀四半期金融政策報告
経済成長見通し6月までの1年間、前回の+3.25%から+2.5%へ引き下げ。
12月までの1年間、前回の+3.25%から+3.0%へ引き下げ。
物価見通し6月時点を前回の+2.0%から+1.25%に引き下げ。
12月時点を前回の+2.25%から+1.75%に引き下げ。
刈込平均物価見通し6月時点を前回の+2.0%から+1.75%に引き下げ。
12月時点を前回の+2.25%から+2.00%に引き下げ。
失業率見通しは変更なく、6月12月ともに5.0%。
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《2/11 月曜日》
ドル円 ユーロドル ユーロ円
始値 109.74 1.1328 124.40
高値 110.47 1.1330 124.88
安値 109.69 1.1267 124.20
終値 110.38 1.1276 124.50
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《2/11 月曜日の主要株式指数》
前日終値 前日比
日経 休み
DOW 25053.11 -53.22
S&P 2709.80 +1.92
Nasdaq 7307.91 +9.71
FTSE 7129.11 +57.93
DAX 11014.59 +107.81
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《2/11 月曜日の商品市場》
NY原油先物3月限(WTI)(終値)
1バレル=52.41(-0.31 -0.59%)
NY金先物4月限(COMEX)(終値)
1オンス=1311.90(-6.60 -0.50%)
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《2/11 月曜日に発表された主な経済指標》
【スイス】
消費者物価指数(1月)16:30
結果 -0.3%
予想 -0.2% 前回 -0.3%(前月比)
結果 0.6%
予想 0.6% 前回 0.7%(前年比)
【英国】
実質GDP(速報値)(2018年第4四半期)18:30
結果 0.2%
予想 0.3% 前回 0.6%(前期比)
結果 1.3%
予想 1.4% 前回 1.5%(前年比)
鉱工業生産指数(12月)18:30
結果 -0.5%
予想 0.1% 前回 -0.3%(-0.4%から修正)(前月比)
結果 -0.9%
予想 -0.5% 前回 -1.3%(-1.5%から修正)(前年比)
製造業生産高(12月)18:30
結果 -0.7%
予想 0.2% 前回 -0.1%(-0.3%から修正)(前月比)
結果 -2.1%
予想 -1.1% 前回 -1.2%(-1.1%から修正)(前年比)
商品貿易収支(12月)18:30
結果 -121.02億ポンド
予想 -118.92億ポンド 前回 -124.00億ポンド(-120.23億ポンドから修正)
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《2/11 月曜日に発表された主なイベント・ニュースなど》
【米国】
*ボウマンFRB理事
現在の金融政策のスタンスは心地よい。
インフレは目標に接近。
米経済は好位置にある。
雇用指標は良好な内容が続いている。
賃金上昇も底堅い。
この先も力強い雇用を見込む。
【ユーロ圏】
*バルニエEU首席交渉官
離脱協定の再交渉は不可能。
交渉に残された時間は非常に短い。
合意は秩序ある離脱にとって最善。
アイルランドのバックストップ案は必要なことをそこに保障している。
全てのシナリオに備えるのは我々の責務。
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《本日予定されている主な経済指標》
【日本】
マネーストックM2(1月)8:50
予想 2.4% 前回 2.4%(前年比)
第3次産業活動指数(12月)13:30
予想 -0.1% 前回 -0.3%(前月比)
【シンガポール】
小売売上高(12月)14:00
予想 0.0% 前回 0.2%(前月比)
予想 -3.5% 前回 -3.0%(前年比)
【南アフリカ】
製造業生産高(12月)20:00
予想 N/A 前回 0.7%(前月比)
【インド】
鉱工業生産(12月)21:00
予想 N/A 前回 0.5%(前年比)
【NZ】
NZ中銀政策金利 13日5:00
予想 1.75% 現行 1.75%
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【8日の市場】小動き
週末ということもあって、小動きな展開が続いた。
ドル円は109円台後半を中心にした狭いレンジでの取引に。
東京市場でのドル円レンジがわずか19銭、その後も狭いレンジでのもみ合いに。
週明け東京市場が休場、金曜日は中国市場が休場で
取引を手控えるムードも。
【11日の市場】海外市場でドル高円安
海外市場で110円台にしっかり乗せる動き。
ポンドドルが1.29を割るなどドル全面高基調にドル円も上値での売りをこなした。
春節明けの中国株の大幅高によるリスク選好の動きも。
NY市場でも高値圏での推移から110円台半ば手前まで。
米中協議への期待感などがドル円を押し上げていた。
3月に米中首脳会談実施で非公式に協議との報道などもドル高円安に。
ユーロドル、ポンドドルでのドル高も続いた。
ユーロ圏経済の不透明感、ポンドのGDPの弱さなどが重石に。
【本日の見通し】レンジ取引中心も上値意識
110円超えをしっかり果たしたことで、これまでのレンジが上方にシフト。
110円超えでの買いに対する忌避感が後退したことで、上値トライの流れが継続。
米中関係への警戒感は継続も、基調はまだ上方向か。
110円台半ばを付けきれなかったように、上値での売りはこの後も断続的に続きそうだが、大台をしっかり維持しての上値トライを期待。
難航中の米予算協議がまとまるともう一段の上昇も、すぐには決まらず、期限15日ぎりぎりまで情勢見極めか。
【本日の戦略】押し目買い
押し目買いの流れが継続。
ドル円は下がったところで丁寧に買いを入れたいところ。
110円の大台手前でいったん買いを狙いたい。
大台をあっさり割り込むようだとストップも。
上値は111円手前を意識。
※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません