東京株式(前引け)=反発、円安支えに買い流入
6日前引けの日経平均株価は前営業日比176円18銭高の3万7730円67銭と反発。前場のプライム市場の売買高概算は7億979万株、売買代金概算は1兆8081億円。値上がり銘柄数は1082、対して値下がり銘柄数は473、変わらずは74銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は日経平均、TOPIXともに上昇した。前日の米国株市場ではNYダウなど主要3指数が揃って下落。同日発表された週間の新規失業保険申請件数が市場予想を上回り、米景気の先行き不透明感が意識されたほか、トランプ米大統領との関係悪化が表面化したイーロン・マスク氏率いるテスラ<TSLA>が急落し、ともに米株式相場の重荷となった。一方で、トランプ大統領と中国の習近平国家主席が電話会談を行い、貿易協議の合意内容の履行を確認したことは、投資家のリスク許容度の改善に寄与した。外国為替市場でドル円相場が一時1ドル=143円台後半とドル高・円安に振れるなか、東京市場では主力株を中心に買いが優勢となった。
個別ではトーセイ<8923>が急伸。キオクシアホールディングス<285A.T>、メルカリ<4385>、ジンズホールディングス<3046>も大幅高だった。三菱製鋼<5632>が物色人気。売買代金上位の三菱重工業<7011>、IHI<7013>、川崎重工業<7012>は堅調。アドバンテスト<6857>、オリエンタルランド<4661>もしっかり。半面、アインホールディングス<9627>が大幅安。インターメスティック<262A.T>、セレス<3696>の下げも目立った。パナソニック ホールディングス<6752>、サンリオ<8136>も安い。
出所:MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS
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