アジア株は冴えない 米中首脳会談はやや期待外れ、中国は台湾問題を慎重に扱うよう米に求める
アジア株は冴えない 米中首脳会談はやや期待外れ、中国は台湾問題を慎重に扱うよう米に求める
東京時間14:02現在
香港ハンセン指数 23850.81(-56.16 -0.23%)
中国上海総合指数 3382.11(-1.98 -0.06%)
台湾加権指数 21623.35(-51.08 -0.24%)
韓国総合株価指数 2812.05(休場)
豪ASX200指数 8526.60(-12.33 -0.14%)
インドSENSEX30種 81376.13(-65.91 -0.08%)
アジア株は冴えない、米中首脳の電話会談はやや期待外れだったようだ。
米国側は首脳会談を「前進」と位置付けているものの、中国は否定的な対中措置を撤回するよう呼びかけている。また、台湾問題を慎重に扱うよう求める声明も発表した。米中緊張緩和も協議進展の望みは薄いか。
14日にトランプ米大統領の誕生日に合わせて大規模な軍事パレードが開催される。中国の神経を逆なでするような事を言わなければいいのだが…。偶然にも翌15日は習近平国家主席の誕生日であるため、一部で米中対面会談「バースデー・サミット」への期待も広がっている。ただ、対米強硬姿勢を貫く習氏が米国を訪問する可能性は低い、トランプ氏が中国を訪れる可能性も低いだろう。
中国からの資金流出も懸念される。米中貿易摩擦激化を受け中国当局が株価下支えに動くため中国株は逃避先としては魅力的だ。そのため米中関係が改善すればするほど投資家は中国市場から撤退し、欧州や他のアジア市場に資金を移す可能性がある。

執筆者 : MINKABU PRESS
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