ドル円、163円ちょうど付近 日本の当局が取り得る有効な対応は極めて限られるとの指摘=NY為替
NY時間の午後に入ってドル円は163円ちょうど付近での推移となっている。本日はドル高が優勢となる中、ドル円は1986年12月以来の高値まで上昇している。
アナリストからは、世界的な金利上昇とエネルギー価格上昇も重なるなか、日本当局が取り得る有効な対応は極めて限られつつあるとの指摘も出ている。ドル円は一方向の上昇基調を続け、日本の政策手段の限界を一段と浮き彫りにしている。
原油高は日本の交易条件を悪化させる一方、世界的な債券利回りの上昇は日本との金利差をさらに拡大させ、円売り圧力を強めている。為替相場が一段と政治的に敏感な水準へ近づくにつれ、日本の当局が介入に踏み切りたいとの誘惑は強まるだろう。
しかし、為替介入は円安の進行速度を鈍らせることはできても、持続的な相場反転の代わりにはならないことを最近の経験は示している。現在の市場でドル売り介入を行うことは、タイタニック号で排水ポンプを使うようなものになりつつあると表現している。
実質金利差と輸入エネルギーコストが円に不利な方向へ動き続ける限り、最も抵抗の少ないポジションは円安になるという。
USD/JPY 163.01 EUR/JPY 185.96
GBP/JPY 218.14 AUD/JPY 114.21
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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