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【これからの見通し】根強い円売り圧力、ドル高調整の動きを圧倒、ドル円162円台で一段高か

為替 

【これからの見通し】根強い円売り圧力、ドル高調整の動きを圧倒、ドル円162円台で一段高か

 週明けの東京市場では、根強い円売り圧力がみられている。ドル円は161円台前半から足元では162円台前半へと買われ、高値を伸ばしてきている。高市政権の骨太の方針では積極的な投資による経済成長と財政持続可能性のバランスをバランスよく実現するとしている。市場では一段の財政赤字拡大が懸念されている状況だ。本邦長期金利の上昇とともに、財政懸念を背景に円のリスクプレミアムが拡大しており、金利差だけでは説明しきれないいわゆる「悪い円売り圧力」が続いている。

 先週は、ドル高調整の動きが目立った。注目されたウォーシュ米FRB議長からはここ4週間のインフレ鈍化傾向が指摘されたうえ、米雇用統計が予想を下振れする内容だったことなどがドル売りを誘った。しかし、週明けはドル円の上昇がけん引する形で、ユーロドルやポンドドルなどでもドル買いが優勢となっており、ドル指数は21日線を背にして再び底堅く推移している。

 欧州・ロンドン市場でもこの傾向が継続するのかを確認したいところだ。ただ、ロンドン勢は、東京時間の急伸に対するポジション調整を入れやすく、ドル安方向への揺り戻しの可能性も指摘されよう。

 この後の海外市場で発表される経済指標は、ユーロ圏生産者物価指数(PPI)(5月)、ユーロ圏小売売上高(5月)、スイス雇用統計(6月)、英建設業PMI(購買担当者景気指数)(6月)、米非製造業PMI・確報値(6月)、米ISM非製造業景気指数(6月)などが予定されている。米ISM非製造業景気指数の市場予想は54.0と前回の54.5からやや低下する見込み。

 発言イベント関連では、伊中銀主催金融政策会議に、コッハー・オーストリア中銀総裁、ウォラーFRB理事、シュナーベルECB理事、レーンECBチーフエコノミストなどが出席する。また、マン英中銀委員が経済会議に出席する。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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