週明けは円売り優勢、今週のイベントでは流れ覆せないか=ロンドン為替
週明けは円売り優勢、今週のイベントでは流れ覆せないか=ロンドン為替
週明けの東京市場では円売りが優勢となり、ドル円は162円台へ上伸した。財政懸念を背景に円のリスクプレミアムが拡大し、本邦長期金利が上昇しても円買いは戻らず、金利差では説明しきれない円売りが続いている。ドル円はロンドン序盤に162.31付近まで買われた。足元でユーロ円は185.30、ユーロドルは1.1425付近で推移している。
今週は、NZ中銀、米FOMC議事録、日本の賃金、カナダ雇用統計など、政策とインフレの評価に直結するイベントが予定されている。 日本の毎月勤労統計は賃金の底堅さを確認する材料となるが、円のリスクプレミアム縮小には至っていない。水曜日のRBNZはタカ派姿勢維持が見込まれ、NZドル高がクロス円を通じて円売りを補強しやすい。FOMC議事録で追加引き締めへの傾斜が示されれば、ドル買いを支える構図となる。
ロンドン勢は東京時間の急伸に対する調整を入れやすいものの、円売りの基調は構造的に強い。イベント前のポジション調整が入ったとしても、円買いが優勢となるには賃金・インフレ・政策の三つの軸で円のリスクプレミアム縮小が明確に示される必要がある。現状ではその兆しは乏しく、円売り圧力は欧州時間でも継続しやすい地合いとなっている状況だ。
USD/JPY 162.19 EUR/JPY 185.30 EUR/USD 1.1425
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。