円安優勢、ドル円は162円台をしっかり回復=東京為替概況
円安優勢、ドル円は162円台をしっかり回復=東京為替概況
円安が優勢。先週末のドル円は、木曜日に発表された米雇用統計で非農業部門雇用者数(NFP)の伸びが弱かったことを受けて米早期利上げ期待が後退し、ドル全面安の流れから一時160.49円まで急落する場面があった。その後は安値から少し戻して161円台前半で先週の取引を終え、週明けも同水準でスタートしたものの、東京時間に入るとじりじりと円売りが優勢となった。
先週30日に示された政府の「骨太の方針2026」では、日銀に対して「適切な金融政策運営を伴うことが非常に重要」と利上げを牽制する表現が見られていた。こうした中、本日昼過ぎに高市首相は参議院決算委員会で、「経済成長と財政持続可能性をバランスよく実現」と発言。さらに「圧倒的に足りないのは資本投入量、国内投資だ」などとも述べ、経済成長に向けた強い姿勢を示したことで、午前から見られた円売りが午後に加速した。ドル円は162.27円まで上値を伸ばし、朝方の安値から1円以上もドル高円安が進む展開となっている。
高市首相の発言を受けた財政への思惑なども相まって、日本国債利回りの上昇なども目立っており、日本国債10年物(382回債)利回りは昼頃の2.77%台から2.819%まで上昇している。
クロス円も軒並み円安が進行しており、ユーロ円は184円台での推移から185.30円台まで上昇、ポンド円は215.29円から216.29円まで値を上げている。
ユーロドルは1.14台前半で推移。ドル高がやや優勢となったものの値幅は抑えられた。ポンドドルは1.33台での推移が続き、午後には1.3335ドルを付けている。
MINKABUPRESS 山岡
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。





