【本日の見通し】米雇用統計に注目、介入警戒感も継続
【本日の見通し】米雇用統計に注目、介入警戒感も継続
明日7/3が米独立記念日の振替休日となる関係で、本日、6月の米雇用統計が発表される。直近3カ月でかなり強い伸びを見せた非農業部門雇用者数は、伸びがやや鈍化する見込みであるものの、前月比13万人前後と水準的にはかなりしっかりした数字が見込まれている。関連指標をみると、昨日のADP雇用統計がやや弱かったものの、JOLTS求人件数が好結果となった。注目度の高いISM製造業景気指数は予想をやや下回った。ただ、同指数の雇用部門に関しては前月からの改善が見られ、好悪判断の境となる50に迫る49.7まで回復してくるなど、まずまずの結果となっている。30日にはベッセント財務長官が「雇用統計が非常に強くても驚かない」と発言しており、市場では本日の米雇用統計に関して強めの数字への予想が広がっている。
こうした状況から、ドルは雇用統計発表まで比較的しっかりした動きが見込まれる。ドル円は162円台を中心とした推移となりそうだ。その後は雇用統計の結果次第とみている。予想に反して弱い結果となった場合は、明日の米国の休場を前に、利益確定売りなどによるドル買いポジションの整理が広がる可能性がある。
ユーロドルは1.1362ドルまで下げた後、ウォーシュ議長の発言を受けたドル売りで1.14ドル台を回復する場面もあったが、その後1.13ドル台に押し戻されるなど上値の重さが見られる。米雇用統計までは、目先1.1400ドル前後が重くなる可能性が高い。
ユーロ円は対ドルでの重さもあって、185.00円前後での推移となっている。対ドル同様に、ここからやや上値が重くなりそうだ。
ポンドドルは1.32ドル台後半での推移。ウォーシュ議長の発言までは重さが見られたが、反発後は比較的しっかりした動きを見せている。英政治情勢への警戒感が一部に残り、財務相人事次第ではポンド売りとの声も出ているが、新首相の下での財政赤字の大幅拡大懸念が後退している分、買い戻しが入りやすい地合いとなっている。
ポンド円は215円台後半で推移している。ユーロ円に比べると、対ドルでポンドがしっかりしている分、上値をトライしやすくなっている。もっとも、米雇用統計までは動きが抑えられそうだ。ここから216.00円台に乗せていけるかが本日のポイントとなる。
MINKABUPRESS 山岡
執筆者 : MINKABU PRESS
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