米国債利回りのさらなる上昇、ユーロにとって逆風となる可能性=NY為替
きょうの為替市場はややドル高が優勢となる中、ユーロドルは1.16ドル台に値を落としている。きょうの下げで200日線に顔合わせしており、明日以降の動きが注目される。一方、ユーロ円はNY時間に入って円高が強まり、184円台前半に急落したものの、184円台後半に戻す展開。
米国債利回りのさらなる上昇は、ユーロにとって逆風となる可能性があるとの指摘が出ている。ユーロドルは現在、比較的狭いレンジ内で推移しているが、米金利上昇が進めば下方向へのブレイクアウトに繋がる可能性があるという。
4月には、イラン紛争解決期待を背景にドルの安全資産プレミアムが低下し、リスク選好も高まったことでユーロドルは1.18ドル台を回復していた。ECBの利上げ観測も維持されている。
しかし、現在はドル上昇リスクが高まりつつあると指摘。今週発表の米消費者物価指数(CPI)と生産者物価指数(PPI)はいずれも強い内容となり、米国が今回の危機によるインフレの影響をある程度回避できるとの見方を崩れている。金利市場では既にこの状況が織り込まれつつあるが、為替市場はまだ十分織り込んでいないという。
EUR/USD 1.1678 EUR/JPY 184.72 EUR/GBP 0.8717
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。