原油睨みながらの展開続く、戦争長期化に身構え ドル円24年7月来高値更新
原油睨みながらの展開続く、戦争長期化に身構え ドル円24年7月来高値更新
原油を睨みながらの展開が続ている。原油が下落すればドルは売られ、原油が上昇すればドルは買われる。原油に連動しドル円は一時159円ちょうど付近まで下げるも、午後に入り再び上昇。
トランプ米大統領が「この狂ったクズ(イラン)にきょう、何が起きるか見ておけ」との警告を受けドル買いが強まり、ドル円は一時159.69円まで急伸、2024年7月来高値をつけた。
米政府がロシア産原油の追加販売を許可したことを受け、NY原油先物は下落に転じたが、売り一巡後は上昇に転じるなど不安定な動きが続いている。主要国が原油備蓄をいくら放出しても戦争自体が終わらなければ意味がない。市場は週末の米イランのさらなる混乱に備えている。状況次第で週明けの原油は急騰もしくは急落する恐れがあるからだ。
片山財務相は「必要に応じて措置を講じる、米当局と通常以上に連絡を取り合っている」と牽制したが、マーケットの反応は薄かった。
来週は日米の金融政策が発表される。FOMCの半期経済見通しではインフレ予想を上方修正し、利下げ回数見通しを減らす可能性がある。日銀は原油高と円安によるインフレ加速を警戒しつつも、しばらくは中東情勢を注視する姿勢を示すか。
FOMCタカ派化ならドル買いはさらに進むだろう。植田総裁が利上げに前向き姿勢を示さなければ円売りも加速し、ドル円はさらなる高値を目指す。
執筆者 : MINKABU PRESS
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