独連銀総裁、ドルの安全資産としての地位に疑念示す=NY為替
きょうの為替市場は中東情勢の悪化で原油相場が急騰する中、リスク回避のドル高が強まっている。有事のドル高といった格好になっているが、一部からはドルの安全資産としての地位に疑念示す向きもいる。
ECB理事のナーゲル独連銀総裁は、「安全な避難先としてのドルの地位に対する疑念が強まっている」との考えを示し、世界の投資家の信認低下が続く可能性があるため、当面はドルの弱さが続く見通しだと語った。
ナーゲル総裁は講演で、昨年3月以降のユーロ高がユーロ圏の成長とインフレ動向の双方に影響を及ぼしていると指摘。
ECB理事の大半は、最近のユーロ高がインフレの動向を下押しするリスクについてそれほど問題視していない。
そのような中でナーゲル総裁は、現在のユーロ圏のインフレ情勢は総じて良好だと強調。ECBが理事会ごとに判断するアプローチを改めて支持した上で、現状は良好な立ち位置にあると述べ、同時に、必要となれば金融政策スタンスをどんな方向にも調整する用意があると説明した。
USD/JPY 157.49 EUR/USD 1.1689 GBP/USD 1.3386
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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