日本の長期債利回りの低下基調が維持される限り、円は大きく下落しない=NY為替
きょうの為替市場は、高市首相が先週の日銀の植田総裁との会談で追加利上げに懸念を示したとの報道を受け、円相場は円安が強まった。ドル円は156円台まで一時上昇。
一部からは、首相が金融緩和派として知られていることを考えれば、金融引き締めに懸念を抱いている可能性はさほど驚きではないが、米国との短期金利差が不利に働き円は下落したとの見方も出ている。
このところのドル円は日米の金利差をほとんど無視している状況。実際にドル円と日米短期金利差の伝統的な相関関係は、市場が日本国債の利回り上昇に注目し始めた昨年半ばには崩れている。それ以降、日米の短期金利差は縮小しているものの、円は日本の財政状況への不安もあり、大きな恩恵は得られていない。
だが、この状況が変わりつつあるという。今月初めの衆院選で高市首相が圧勝した後、日本国債の利回りは市場の思惑とは裏腹に、逆に低下し、その勢いもまだ衰えていないようだ。実際、日本の40年債利回りは本日0.05%ポイント低下し、11月以来の低水準となった。高水準だった1月から約0.70%ポイントの低下となっている。これは市場で広がっていた財政不安が後退し続けていることを示唆しており、この傾向が続く限り、円は引き続き恩恵を受けるはずだという。
USD/JPY 155.75 EUR/JPY 183.51
GBP/JPY 210.51 AUD/JPY 110.07
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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