【海外市場の注目ポイント】8月の米生産者物価指数
日本時間午後9時半に8月の米生産者物価指数が発表される。総合の大方の予想が前年比3.3%上昇、コアの大方の予想が前年比3.5%昇となっており、総合の前年比の伸びが7月の3.3%上昇から変わらない一方、コアの前年比の伸びが7月の3.7%上昇から鈍化するとみられている。7月の米生産者物価指数では、総合、コアとも、前年比の伸びが6月から加速し、予想を上回り、企業が関税引き上げによる輸入コストの上昇を価格に転嫁し始めていることが示唆されていた。トランプ米政権が関税を引き上げる前の低関税水準で積み上げられた在庫の消化がかなり進んできていることがうかがえ、8月の米生産者物価指数が予想を上回る結果になれば、米連邦準備理事会(FRB)の年内の連続利下げ観測が後退し、ドルが買われる可能性がある。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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