ドル円は一時軟化も、不安定な円債が円売りを誘う=東京為替前場概況
東京午前は円買い・ドル売りがやや優勢。ドル円は一時146.86円まで軟化した。8月1日の米国の追加関税発動を控えて、世界的な景気悪化懸念がが強まっている。米国はメキシコと欧州連合(EU)に対しても30%の追加関税を発動すると発表した。日米通商協議の行方も不透明。
ただ、円債市場では30年債利回りが3.11%付近まで上昇し、5月の高水準に迫る不安定な動きを見せており、米国との貿易戦争を背景としたリスク回避的な円買いは続かず。下げ一服後のドル円は147円前半へ切り返している。
クロス円は軟調。ユーロ円は171.56円付近、ポンド円は198.27円付近、豪ドル円は96.45円付近まで弱含んだ。ただ、ドル円と同様に下値は限定的。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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