アジア株 韓国株反落、日米交渉不安視 トランプは韓国自動車貿易にも不満

アジア株　韓国株反落、日米交渉不安視　トランプは韓国自動車貿易にも不満　

東京時間14:01現在
香港ハンセン指数　　 24212.64（+140.36　+0.58%）
中国上海総合指数　 3456.51（-1.24　-0.04%）
台湾加権指数　　　　 22522.64（-31.08　-0.14%）
韓国総合株価指数　 3061.75（-27.90　-0.90%）
豪ＡＳＸ２００指数　　　 8605.00（+63.89　+0.75%）
インドＳＥＮＳＥＸ３０種　 83673.25（-24.04　-0.03%）

アジア株はまちまち。

韓国株は反落、前日に約4年ぶり高値をつけたことから調整売りに押されている。また、トランプ関税脅威が再燃している。

トランプは日本に対し9日の期限までに合意に至らなければ30%から35%の関税を課すと警告。日米関税交渉が難航していることを受け、韓国と米国の貿易交渉の進展期待が後退している。トランプは日本と韓国の自動車貿易に対して強い不満を持っている。韓国政府は今のところトランプ氏から関税の「手紙」を受け取っていないものの、安心できる状況ではないと述べた。

休場明け香港株は上昇。日本除く主要国と米国の貿易交渉進展や米利下げ観測が材料視されている。ただ、上値は重い。パウエルFRB議長はきのうのECBフォーラムで、向こう数カ月に物価が上昇しやすくなると予想していると述べた。また、自分の仕事を全うすることに100%集中していると、トランプ氏の圧力に屈しない態度を示したことから米利下げ期待がやや後退している。

香港市場ではカジノ運営会社のサンズチャイナが7.2%高、ギャラクーエンターテイメントも6.5%上昇している。マカオ6月のカジノ売上が前年同月比19.0%増と予想の9.4%増を大きく上回ったことが好感されている。