本日はドル安一服 ただ、ドルについては慎重な見方を維持=NY為替
きょうの為替市場はドル自体は方向感のない展開が見られている。本日はその動きが一服しているようだ。米中の合意が伝わるなど貿易協議の進展も伝わる中、ドル安は一服している状況。ドル円も一時144円台後半まで上昇。ただ、FRBの利下げ期待の高まりや、米財政赤字への懸念も根強くドル安の流れに変化はないと見られている。
トランプ大統領の就任以来、ドルは約10%下落しており、ドルについては最悪の場合を想定した慎重な見方を維持しているとの声も出ている。政策の不確実性が極めて高い中、ドルからの分散投資は進行中で、今後も継続する見込みだという。ただ、これは緩やかなプロセスだとも述べている。
この状況は数四半期に渡り続き、ドルは徐々に下落していくことが予想されるという。ドルはユーロだけでなく、円に対しても弱含み、人民元に対してもやや下落する見込みだと述べている。
USD/JPY 144.57 EUR/USD 1.1725 GBP/USD 1.3712
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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