【海外市場の注目ポイント】６月の独ＰＭＩ速報値など

　日本時間午後４時半に６月の独購買担当者景気指数（ＰＭＩ）速報値、同午後５時に６月のユーロ圏ＰＭＩ速報値が発表される。６月の独ＰＭＩ速報値は、製造業の大方の予想が４９．０、サービス業の大方の予想が４７．９となっており、製造業、サービス業とも、それぞれ前月の４８．３、４７．１から上昇するとみられ、６月のユーロ圏ＰＭＩ速報値は、製造業の大方の予想が４９．８、サービス業の大方の予想が５０．０となっており、製造業、サービス業とも、それぞれ前月の４９．４、４９．７から上昇すると見込まれている。１７日に６月の独ＺＥＷ景況感指数が発表されており、予想を上回っていた。６月の独ＰＭＩ速報値や６月のユーロ圏ＰＭＩ速報値も同様の結果になるようであれば、ユーロが買われる可能性がある。
　　
　また、日本時間午後５時半には６月の英ＰＭＩ速報値、午後１０時４５分には６月の米ＰＭＩ速報値、同午後１１時に５月の米中古住宅販売件数も発表される。６月の英ＰＭＩ速報値は、製造業の大方の予想が４６．９、サービス業の大方の予想が５１．３となっており、製造業、サービス業とも、それぞれ前月の４６．４、５０．９から上昇するとみられている。６月の米ＰＭＩ速報値は、製造業の大方の予想が５１．０、サービス業の大方の予想が５２．９となっており、製造業、サービス業とも、それぞれ前月の５２．０、５３．７から低下すると見込まれ、５月の米中古住宅販売件数は、大方の予想が年換算３９５万戸となっており、前月の同４００万戸を下回り、３カ月続けて減少するとみられている。
　　
　さらに、このあとの海外市場では、欧米の中銀関係者の発言も予定されている。日本時間午後１０時にラガルド欧州中央銀行（ＥＣＢ）総裁が欧州議会公聴会に出席、同午後１１時にボウマン米連邦準備理事会（ＦＲＢ）副議長が講演、同２４日午前０時にナーゲル独連銀総裁が講演、同２４日午前２時１０分にグールズビー米シカゴ地区連銀総裁が討論会に参加、同２４日午前３時半にクーグラー米ＦＲＢ理事とウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁が挨拶することになっている。
　
MINKABU PRESS