【海外市場の注目ポイント】5月の米消費者物価指数など
日本時間午後9時半に5月の米消費者物価指数が発表される。総合の大方の予想が前年比2.4%上昇、コアの大方の予想が前年比2.9%上昇となっており、総合、コアとも、前年比の伸びがそれぞれ前月の2.3%上昇、2.8%上昇から加速するとみられている。米消費者物価指数の総合の前年比は3月から5月まで3カ月続けて予想を下回り、コアの前年比は3月と4月に2カ月続けて下回っていた。企業がトランプ米政権の関税引き上げ前に在庫を積み上げたことの影響により、米消費者物価指数はこのところ予想を下回ることが多く、5月も予想を下回る結果になるようであれば、ドルが売られる可能性がある。
また、このあとの海外市場では、欧州の中銀関係者が発言することになっている。日本時間午後6時半にレーン欧州中央銀行(ECB)専務理事兼チーフエコノミストの講演、同午後7時にマクルーフ・アイルランド中銀総裁の講演、同午後9時にチポローネECB専務理事の講演、同午後11時半にマクルーフ・アイルランド中銀総裁の議会出席が予定されている。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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