ユーロポンド高止まり、きょうの英欧指標は強弱対照的で=ロンドン為替
ユーロポンド高止まり、きょうの英欧指標は強弱対照的で=ロンドン為替
ロンドン午前はユーロ買い・ポンド売りの流れが続いた。英国では雇用統計が発表され、失業率が上昇、有給雇用者数が減少、賃金の伸び鈍化など弱い内容となった。市場では年後半の英中銀2回利下げ観測が高まっている。
一方で、ユーロ圏ではセンティックス投資家信頼感が今年初のプラス圏を回復している。ドイツの国防費増や財政支出増などが景気下支えの期待となっているもよう。加えて、先週のECB理事会で当面の利下げ打ち止め感が広がったことも英中銀観測とは対照的だ。
ユーロ円は164.63近辺まで売られたあと、ロンドン時間には165円台を回復しており、前日比プラス圏で推移している。一方で、ポンド円は194.78近辺まで下押しされた後の戻りは195円台前半までにとどまっており、前日終値195.92レベルを下回る水準となっている。ユーロポンド相場は0.8418近辺を安値として0.8465近辺まで上昇している。
市場全般に米中貿易協議の行方に注目が集まるなかで、方向お棺に乏しい取引となっている。そのなかで、ユーロ対ポンドでは明確な方向性が示されている。
EUR/GBP 0.8460

執筆者 : MINKABU PRESS
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