アジア株 上値重い 米中貿易交渉の詳細待ち、対中関税80%以下ならポジティブか
アジア株 上値重い 米中貿易交渉の詳細待ち、対中関税80%以下ならポジティブか
東京時間11:00現在
香港ハンセン指数 23057.37(+189.63 +0.83%)
中国上海総合指数 3353.72(+11.72 +0.35%)
台湾加権指数 21137.40(+222.36 +1.06%)
韓国総合株価指数 2593.20(+15.93 +0.62%)
豪ASX200指数 8257.70(+26.50 +0.32%)
アジア株は上昇。2日間にわたる米中貿易交渉は「大きな進展」「著しい進展」があったと米中両政府が明かした。詳細についてはスイス時間12日午前に共同声明を発表する。中国に対する関税引き下げがどの程度かが注目される。先週金曜日には「50%-54%に引き下げ」「60%未満目標を設定」と一部で報じられたが、トランプ氏は「80%」が妥当だとしている。80%を下回ればポジティブ、60%以下ならポジティブサプライズとなろう。関税引き下げ発表なければ失望売りが広がる恐れ。トランプ米政権1期目に比べ中国は今回、景気・株価を下支えする手段をいくつも用意しているため、中国は合意を急いではいない。そのため関税引き下げ発表がない可能性もある。
香港市場ではレノボや美団、JDドットコム、アリババ、快手科技、バイドゥ、ネットイースなどハイテク関連が総じて上昇している。上海株は小幅高。消費財や資本財、ハイテク関連の一角が上昇している。

執筆者 : MINKABU PRESS
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