米大統領、イエメン攻撃を突如停止

　トランプ米大統領はイエメンのアンサールアッラー（フーシ派）に対する攻撃作戦を停止すると突如発表した。フーシ派が米国の船舶をこれ以上攻撃しない代わりに、フーシ派支配地域への空爆を停止するよう米国に要請したというが、米国とフーシ派が直接対話し、合意に至ったわけではないようだ。ただ、フーシ派はイスラエル攻撃を続ける構え。親イスラエルのトランプ米大統領がイスラエルを守るのを止めたのか不明。

　米ポリティコは、イエメン攻撃作戦の効果が十分に得られていないことや、軍事コストの拡大が背景にあると指摘している。米ＣＮＮは、オマーンを仲介役として米国とフーシ派が協議を活発化させていたと報道している。米国とフーシ派の停戦が、米国とイランの核開発協議に前向きな影響を与えることが期待されているようだ。

MINKABU PRESS