ポンド、リーブス財務相の歳出計画はポジティブ=NY為替
きょうのポンドドルは一旦1.28ドル台に下落していたものの、NY時間に入って下げ渋る動きが出ており、1.29ドル台前半に戻している。本日の21日線が1.2930ドル付近に来ているが、その水準での推移を続けている状況。ポンドドルは1.30ドルを境に上値が重くなって来ている印象だが、下値も底堅く推移しており、1月中旬からのリバウンド相場は堅持している状況。
先週、リーブス英財務相が春季予算案を提出していたが、アナリストからは、今回の英歳出計画はポンドにとってポジティブな見通しだとの評価も出ている。予算案の提出がポンドに打撃を与えるのではないかと懸念する声も多かったが、そうはなっていない。
リーブス財務相は140億ポンド相当の支出削減により、大幅な節約の可能性を見出した。これにより、英財務省には不測の支出に備えた約100億ポンドのバッファーができ、以前の計画よりも国債発行額を減らすことができる。それはポンドの支えとなると述べている。
GBP/USD 1.2921 GBP/JPY 193.12 EUR/GBP 0.8354
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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