ドル円は再び150円をうかがう展開 シカゴPMIに敏感に反応=NY為替
その後、ドル円は買い戻しが続いており、149円台後半まで上げ幅を拡大し、再び150円をうかがう展開が見られている。先ほど発表になった3月調査のシカゴPMIが予想を上回ったことをきっかけに株高・ドル高の反応が見られ、ドル円をサポートしている。
シカゴPMIは製造業とサービス業の両方の企業景況感指標だが、2023年以来判断基準の50を下回る状況が続いている。しかし、今年に入って改善の兆候も見せており、今回は47.6と2023年11月以来の水準に上昇。
最近は市場の反応が鈍い指標ではあるが、消費者や企業の信頼感を示すソフトデータに弱い内容が相次ぐ中で、本日は一服感を与えているようだ。
ただ、今週のトランプ関税への警戒感が強い中、市場にはリスク回避の雰囲気も見られ、150円台に入ると戻り待ちの売りオーダーも多数観測されている模様。
USD/JPY 149.89 EUR/JPY 161.65
GBP/JPY 193.42 AUD/JPY 93.24
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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