アジア株上昇、トランプ関税懸念緩和 豪州株上げ拡大、CPI伸び鈍化で利下げ期待やや復活
アジア株上昇、トランプ関税懸念緩和 豪州株上げ拡大、CPI伸び鈍化で利下げ期待やや復活
東京時間11:10現在
香港ハンセン指数 23518.59(+174.34 +0.75%)
中国上海総合指数 3373.86(+3.88 +0.12%)
台湾加権指数 22317.49(+44.30 +0.20%)
韓国総合株価指数 2632.82(+17.01 +0.65%)
豪ASX200指数 8000.90(+58.44 +0.74%)
アジア株は軒並み上昇、トランプ関税懸念が緩和。
トランプ米大統領は先ほど関税について「相互的よりは寛大なものになるだろう、相互的とすれば人々にとって非常に厳しいものになる」と発言した。ただ、一方でトランプが「数週間以内」に銅の輸入関税を実施する可能性があり、当初予定していたよりも早い実施になるとの報道が伝わっている。
香港株は反発。きのうはシャオミ株の下げやアリババ会長のAIデータセンター建設のバブル警告を受け大幅下落した。その反動で買い戻し優勢で始まっている。アリババやレノボ、バイドゥ、ネットイース、JDドットコムなどハイテク関連が買い戻されている。
豪州株は上げ幅を拡大、今月7日以来の高値をつけている。月次CPIが予想を下回ったことで追加利下げ期待がやや復活している。豪州2月の消費者物価指数は2.4%と前回の2.5%から伸びが鈍化、市場予想も下回った。刈り込み平均も2.7%と前回から鈍化した。
上海株は前営業日終値を挟んで推移。米中関係悪化が懸念されている一方、政府の景気支援策は引き続き材料視されている。米商務省は70以上の中国企業を輸出ブラックリストに追加した。米ゴールドマンサックスとモルガンスタンレーは中国株に強気。モルスタはこの1カ月で中国株の目標を再度引き上げ、ゴールドマンは中国株への投資家の関心レベルが2021年初頭以来おそらく最高水準にあると指摘。

執筆者 : MINKABU PRESS
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