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FX/為替「ドル/円、日銀会合とFOMCは据え置き予想 大幅円安の可能性あり」 外為どっとコム トゥデイ 2025年3月19日号

マネ育チャンネル 

外為どっとコム トゥデイ

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2025年3月19日8時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部 中村勉

目次

▼18日(火)の為替相場
(1):独ZEW大幅改善
(2):米輸入物価指数予想を上回る
(3):独財政改革パッケージ可決
(4):ウクライナ戦争 部分停戦に合意

▼18日(火)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:円買いポジション巻き戻しの可能性/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

18日(火)の為替相場

期間:18日(火)午前6時10分~19日(水)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):独ZEW大幅改善

ドイツ3月ZEW景気期待指数は51.6と市場予想(48.3)を上回り、前月(26.0)から大幅に上昇した。ZEW(欧州経済センター)は「数十億ユーロの財政パッケージに関する合意など、財政政策の今後に関する良いシグナルが指数の上昇につながった」と指摘。また欧州中銀(ECB)の連続利下げによる資金調達の改善も要因として挙げた。

(2):米輸入物価指数予想を上回る

米2月住宅着工件数は年率換算150.1万件で市場予想(138.5万件)を上回った。米2月輸入物価指数も前月比+0.4%、前年比+2.0%と予想(±0.0%、+1.6%)を上回った。同時に発表されたカナダの2月消費者物価指数(CPI)が大幅に加速しこともあって米長期金利が一時上昇すると149.94円まで上値を伸ばした。なお、これより後に発表された米2月鉱工業生産は前月比+0.7%と市場予想(+0.2%)を大幅に上回った。

(3):独財政改革パッケージ可決

ドイツ連邦議会(下院)は防衛・インフラ支出に向けた財政改革パッケージを賛成多数で可決した。ドイツの景気回復期待を支えに、ドイツの主要株価指数であるDAX指数は最高値を更新した。 同法案については、21日に連邦参議院(上院)で採決され、承認されれば、シュタインマイヤー大統領の署名を経て成立となる。

(4):ウクライナ戦争 部分停戦に合意

トランプ米大統領とプーチン露大統領が電話で会談。ウクライナのエネルギー施設への30日間の攻撃停止が合意された。米国が目指した広範な停戦については同意を得られなかった。

18日(火)の株・債券・商品市場

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ドル/円 外為注文情報(FX板情報・オーダー状況)

<外為注文情報はこちら>

【情報提供:外為どっとコム】

  • ※ 「外為注文情報」とは、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況を確認できるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(無料)では「取引分析」 を選択することで、チャート上に注文情報の表示が可能です。
  • ※ 尚、この外為注文情報は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。

 

人気通貨ペア 本日の予想レンジ

ドル/円の見通し:円買いポジション巻き戻しの可能性

昨日のドル/円は日経平均株価の大幅な上昇などを背景に、一時約2週間ぶりとなる149.94円前後まで上昇した。ただ、その後は米長期金利の低下や米株価指数の下落もあり上げ幅をほぼ失い、149.30円前後で取引を終えた。
本日は日銀金融政策決定会合と米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催され、政策金利が発表される。市場は日銀、FOMCともに政策金利を据え置くと予想している。日銀会合では声明や植田日銀総裁の会見から追加利上げの時期を巡るヒントが得られるかが注目となる。また、FOMCでは経済・金利見通し(ドットチャート)が公表される。米連邦準備制度理事会(FRB)メンバーの金利見通しやパウエルFRB議長の発言に注目だ。市場は日銀の追加利上げやFRBの利下げについて、当局の見立てよりもやや先走っている感がある。植田日銀総裁やパウエルFRB議長の会見がともに市場の期待を削ぐ内容となれば、過去6週間に積み上がった円買いポジションの巻き戻しにつながる可能性があることから注意したい。その場合は、節目となる150.00円や3月3日高値の151.30円前後が上値目途として意識されそうだ。

注目の経済指標:日米金融政策会合

注目のイベント:日米中銀総裁発言

※時間は日本時間での表示になります。
※「注目の経済指標」「注目のイベント」は注目度が高い順に「◎」「○」「無印」で表示しております。
※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。

 
nakamura.jpg外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
●免責事項
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。

マネ育チャンネル:外為どっとコム

執筆者 マネ育チャンネル

執筆者 : マネ育チャンネル|外為どっとコム

マネーを育てよう!をテーマに、外為どっとコム総合研究所に所属する研究員が執筆するオリジナルレポートのほか豪華講師陣の貴重なFXレポート、個人投資家や著名投資家のインタビュー記事など、バラエティ豊かな情報を配信しています。為替トレンドに合わせた特集記事やFX初心者でも安心の学習コンテンツを用意しており、個人投資家の取引技能の向上に寄与すべく活動しています。

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