ユーロ、短期的に下支えされる可能性=NY為替
ユーロドルは1.09ドル台前半での推移。1.09ドル台で上値が抑えられてはいるものの、下押す動きもなく、上値追いの展開は続いている。いまのところ心理的節目の1.10ドルには慎重なものの、試しそうな気配は出ている。
アナリストからは、短期的にユーロは対ドルで下支えされる可能性が高いとの指摘が出ている。迫り来るトランプ関税と弱い米経済活動が米国株の重荷となる可能性があり、ドルは後手に回る可能性が高いという。
ドイツ議会がメルツ次期首相が予定している財政支出計画を承認すれば、ユーロは上昇する可能性があるとも述べている。その他、ウクライナ情勢の進展や、ECBの4月の利下げ一時停止に向けた市場の期待に火をつけるラガルド総裁の今週の講演もユーロの支援材料となる可能性があると述べている。
EUR/USD 1.0921 EUR/JPY 162.46 EUR/GBP 0.8406
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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