ドル円、下げ一幅 147円台後半に買い戻し=NY為替序盤
きょうの市場は前日のリスク回避の雰囲気が一服しており、為替市場はドル高・円安の動きが優勢となっている。ドル円は東京時間に一時146円台半ばまで下落していたが、海外時間に入って買戻しが膨らみ、148円台まで上昇。しかし、状況に変化が出たわけではない。市場のムードは依然として神経質で、FRBも政策調整を急がない姿勢で変わらず。
一部で米景気後退への懸念が浮上しているが、それについては「誇張され過ぎている。なぜ突然不況になるのか?実際に景気後退を示す指標は何か?比較的好調な米雇用統計があり、個人消費の伸びもまだ3ー4%のペースだ」といった声も聞かれる。
本日は日本時間23時に1月の米求人件数が公表される。9月以来の低水準となった前回と同水準の数字が見込まれている。予想を大きく下回る内容であれば、市場は敏感に反応する可能性も留意される。
なお、日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は現行付近には観測されていない。
11日(火)
146.65(5.3億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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