ポンド、弱気な見方は根強い 3月までに1.20ドルに下落の可能性=NY為替
本日の為替市場はドル売りが強まる中、ポンドドルの買い戻しが勢いづいており、1.26ドル台まで回復している。本日の100日線が1.2680ドル近辺に来ているが、その水準を突破し、200日線が控える1.27ドル台後半の水準を試しに行くか注目される。
ただ、ポンドへの弱気な見方は依然根強く、英成長見通しの弱さから利下げ期待が高まれば、3月までに1.20ドルに下落の可能性は排除できないとの指摘が出ている。昨年の英経済の低迷により、今年も潜在的なテクニカル・リセッションに対する懸念が高まっている。そのような中、リーブス財務相の増税による財政引き締めは、成長見通しを危うくするという。
先月の英国債の売りは、財政政策に対する投資家の信頼欠如と、経済が直面する構造的なマイナス面を浮き彫りにした。これは、英米の金利差拡大によって強調され、英成長鈍化を踏まえると、ポンド安はさらに進む可能性があるという。
GBP/USD 1.2604 GBP/JPY 191.93 EUR/GBP 0.8328
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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