ポンド、関税リスクの中で英国は有利な立場との指摘=NY為替
きょうの為替市場はドル安が強まる中、ポンドドルは1.24ドル後半まで買い戻されている。トランプ関税の混乱でポンドドルは一時1.22ドル台半ばまで下落し、21日線を下回っていたが、その後は21日線も回復し、1月半ばからのリバウンド相場は継続させている模様。
関税リスクの中で、市場ではポンド下落は限定的で英国はユーロ圏なとど比べても有利な立場にあるとの指摘が聞かれる。アナリストは、関税が英経済に過度な悪影響を与えることはないという。英国から米国への輸出はGDPの2%以下で、トランプ大統領は「英国に急いで関税を課そうとしているわけではないようだ」と指摘している。
一方、スターマー英首相が前日に非公式でEUを訪問し、安全保障と防衛について協議したが、これはEUとの関係修復の意思を示すものとして、ポンドにとってもポジティブなニュースだとも述べている。
GBP/USD 1.2480 GBP/JPY 192.86 EUR/GBP 0.8313
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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