ドイツの景況感、選挙後に改善する可能性=NY為替
ユーロドルは一旦1.04ドル台まで買い戻されていたものの、前日の急落で上値がこれまで以上に重くなっている印象もある中、再び1.03ドル台に値を落としている。前日のFOMCを受けて、ユーロドルは一時1.03ドル台半ばまで急落。FRBとECBの差がさらに鮮明になる中で、ユーロドルは下向きの流れを加速させている。再び21日線を下放れしており、目先は11月22日の安値1.0335ドルが意識される。
本日はドイツの消費者信頼感指数が発表になっていたが、若干回復を見せたものの、ショルツ政権崩壊を受けて来年に選挙が予定される中、比較的低水準に留まっていた。
一部からは、ドイツの消費者信頼感は選挙後に改善する可能性があるとの指摘が出ている。政治的混乱が個人消費に壊滅的な打撃を与えることはなく、政治情勢が落ち着けば、消費者は信頼感は回復するという。賃金上昇がインフレを上回り続ける限り、実質可処分所得は回復を続けると述べている。
EUR/USD 1.0374 EUR/JPY 163.63 EUR/GBP 0.8269
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。