ドル円は下げ渋り、149円台後半で底堅い動き=東京為替概況
ドル円は下げ渋り、149円台後半で底堅い動き=東京為替概況
東京終盤のドル円は下げ渋り。ドル円は、東京午前に韓国で再び戒厳令が出される可能性が報じられたことからリスク回避の動きで円が買われ、150円割れに沈んだあと、昼過ぎには一時149.77付近まで下値を広げた。その後、韓国国防相代行が2回目の戒厳令の噂を否定したことなどからリスク回避の動きが一服し、ドル円は150円台を回復する場面があった。
ただ、東京終盤は150円台を維持できず、再び149円台後半に沈んでいる。韓国の野党議員が韓国の尹大統領の国会訪問を阻止したことや、韓国国会議長が演説予定をとりやめたことなどが一部で報じられ、韓国情勢の混乱が重石となっている。また、きょうは日本時間今夜10時30分に11月の米雇用統計の発表を控えており、注目が集まっている。
クロス円も昼過ぎにかけて軟化。ユーロ円は158.38付近まで、豪ドル円は96.30付近まで一時下落したあと、この日の安値圏で小動きとなった。
ユーロドルはドル高傾向となり、午前に一時1.0566付近まで下落。その後は下げ渋ったものの、戻りは限定的となった。
MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS
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