アジア株 上海株はプラス転換、景気支援策期待が支え 12月は2つの重要会議が開催
アジア株 上海株はプラス転換、景気支援策期待が支え 12月は2つの重要会議が開催
東京時間14:00現在
香港ハンセン指数 19605.49(+55.20 +0.28%)
中国上海総合指数 3370.74(+6.75 +0.20%)
台湾加権指数 23030.96(+294.03 +1.29%)
韓国総合株価指数 2494.22(+39.74 +1.62%)
豪ASX200指数 8501.10(+53.25 +0.63%)
インドSENSEX30種 80465.31(+217.23 +0.27%)
アジア株は軒並み上昇、前日の米ハイテク株高や中国経済指標の改善が好感されている。トランプ関税リスクは警戒されているものの、追加支援策期待の買いが支えとなっており、上海株と香港株はプラス圏を回復している。
トランプ次期大統領は中国に追加10%関税のほか、中国含むBRICS諸国に対して脱ドルなら100%の関税を課すとしており、米中貿易摩擦激化懸念が高まっている。為替相場ではオフショア人民元が1ドル=7.3元台に突入、昨年11月以来の安値を更新。オンショア人民元も昨年11月以来の安値をつけている。中国10年債利回りは2営業日続けて過去最低を更新、1.979%にまで低下している。
12月に中央政治局会議と中央経済工作会議の2つの重要会議が開催される予定となっており、年末に向け大規模な追加支援策が打ち出されるのではないかとの期待が高まっている。中国人民銀行総裁は米国との貿易戦争により新たな課題に直面する中、来年の成長促進に向け景気刺激策を強化すると述べた。
豪州株は史上最高値を更新。医療品や消費財、資本財、生活必需品など幅広い銘柄が上昇している。ブロック豪中銀総裁は相も変わらずタカ姿勢を維持しているが、豪州株式市場は特に気にしてないようだ。米中貿易摩擦問題も想定内。
台湾株と韓国株は大幅上昇。台湾市場ではTSMCや創意電子、祥碩科技などの半導体関連が上昇。韓国市場ではネイバー、LGディスプレイ、SKハイニックス、サムスン電子などハイテク関連が上昇している。
執筆者 : MINKABU PRESS
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